モニター残像テスト
動くブロックを3つの背景で目で追い、その後ろに残像が出ていないか確かめましょう。
仕組み
画素の色が変わるには数ミリ秒かかります。次のフレームが来たときにまだ変わりきっていないと、動くものの後ろに尾が残ります。これが残像(ゴースト)です。テストではブロックを最大で毎秒960ピクセル、リフレッシュのたびに1コマずつ進めるので、応答の遅い画素が見えてきます。
背景は暗い色、グレー、明るい色の3つで、1つずつ表示します。パネルは色の変わり方によって速さが違うためです。1か所を見つめるのではなく、ブロックを目で追って、後ろに見えたものを選んでください。答えると次の背景が始まります。
ブロックの両側の輪郭が少しぼやけるのは正常です。液晶も有機ELも、動きは少しぼやけて見えます。ブロックの後ろに尾や引きずりが見えれば残像、明るい縁や色の付いた縁が見えればオーバーシュートです。何もインストールせず、データが端末の外に出ることもありません。
結果の見方
グレーや明るい背景で尾が見えるなら、画素の応答がフレームレートに追いついていません。モニター本体のメニューを開き、「オーバードライブ」「応答速度」「Trace Free」などの設定を1段階ずつ上げ、そのたびにテストしてください。多くのモニターは中間の設定がいちばんくっきり見えます。
明るい縁や色の付いた縁はその逆で、オーバードライブが画素を目標の色より行き過ぎさせています。1段階下げてください。ある背景では尾が、別の背景では縁が出る場合、両方に合う設定はないので、気にならないほうを選びましょう。
暗い背景でだけ尾を引くのは、VAパネルでは正常です。VAは黒に近い色からの変化が遅く、暗いゲームシーンで最も目立ちます。オーバードライブを強めると少し改善します。IPSや有機ELのパネルでは、このような尾引きは起きません。
リフレッシュレートが低いほど動きはぼやけ、オーバードライブも最大のリフレッシュレートに合わせて調整されています。リフレッシュレートテストで、モニターが本当にそのリフレッシュレートで動いているか確認しましょう。新しいモニターなら、ドット抜けチェックで不良ドットも探してください。
よくある質問
モニターの残像とは?
残像(ゴースト、ゴースティング)は、画面上で動くものの後ろについてくる尾のことです。画素の色が変わる速さが画面の書き換えより遅いと、各フレームに前のフレームの一部が残って見えます。原因はパネルとその設定で、画面の故障ではありません。
モニターの残像を減らす方法は?
モニター本体のメニューでオーバードライブの設定を上げ(「応答速度」「Trace Free」「OD」などの名前のこともあります)、モニターを最大のリフレッシュレートで動かし、DisplayPortか、そのリフレッシュレートに対応したHDMIケーブルを使ってください。どの設定でも尾が残るなら、パネル自体の応答が遅いということです。
逆残像やオーバーシュートとは?
動くものの周りに出る、明るい縁や色の付いた縁のことです。オーバードライブは画素を一瞬だけ目標より行き過ぎさせて応答を速めますが、強すぎるとその行き過ぎが見えてしまいます。オーバードライブを1段階下げて、もう一度テストしてください。
UFOテストと同じですか?
Blur BustersのTestUFOと同じしくみです。物体が決まった速さ(ここでは毎秒960ピクセル)で画面を横切り、尾の出方を目で判断します。このテストでは背景を3つにして、それぞれの答えが何を意味するかも説明します。
動きがぼやけるのはモニターの故障ですか?
いいえ。液晶も有機ELも、各フレームを次のフレームまで表示し続けるため、目で追っている動くものは両側の輪郭がぼやけて見えます。リフレッシュレートが高いほど軽くなります。パネルの応答速度が原因と言えるのは、ものの後ろに尾が出るか、周りに縁が出る場合だけです。
VAモニターが暗いシーンで尾を引くのはなぜ?
VAパネルはとても暗い色からの変化が遅いため、暗い色の動くものの後ろに尾が残ります(黒残像とも呼ばれます)。パネルの方式によるもので、故障ではありません。オーバードライブを強めると少し和らぎます。